英語のプレゼン方法教えます!TEDに学ぶ9つの上達法

英語のプレゼン方法教えます!TEDに学ぶ9つの上達法
TED(Technology Entertainment Design)というプレゼンテーションの講演会をご存知でしょうか。2006年からインターネット配信もしているこの講演会、なんと世界中の著名人のプレゼンテーションが見放題なんです!過去の講演者には元大統領のビル・クリントンや、googleの創業者のセルゲイ・ブリン&ラリー・ペイジなどなど、他にも沢山の著名人の講演を見ることができます。TEDは毎年アメリカで開かれているため、プレゼンテーションはすべて英語ですが、日本語字幕がついているものもあります。今回はそういった著名人の素晴らしい講演から、英語のプレゼンテーションを学ぶ9つの上達法を伝授しちゃいます!


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英語のプレゼン方法教えます!
TEDに学ぶ9つの上達法

 


その1:主張はなるべく一つにしぼろう!


これは良いプレゼンテーションの特徴の一つ。多くのことを伝えようとしすぎないこと。プレゼンテーションとは、何か既存のものを紹介することもありますが、新しいアイディアや物を紹介することがほとんどです。新しいアイディアや物を伝えようと思ったら、そのための説明は丁寧で分かりやすくないと伝わりません。人は沢山の情報を短時間で学ぶのがとても難しい生き物です。ましてや英語でプレゼンテーションをするのであれば、第二言語というハンディーキャップもあります。ぜひ、主張は一つに、そして明確なものにしましょう!

 


その2:自分のアイディアで何が変わるのかを明確に!


その新しいアイディアや物で何が変わるのかを明確にしましょう。一つの主張があった時、その主張で何かが変わらなければプレゼンテーションをする意味がありません。とりわけ英語圏の人々は具体的にどう変わるのか、ということを明確に示すのがとても上手です。人は具体的で分かりやすいものに興味を惹かれるもの。ぜひ、プレゼンテーションの中で何がどう変わるのかを明確に伝えてください。

 


その3:相手が知りたいことに焦点をしぼろう!


これはプレゼンテーションだけでなく、日常の会議などでも使えます。人が他人の話しを聞くときに最も良く聞くのは、自分の興味のあること。当たり前のことですが、相手の興味のあることを話すのはとても難しいものです。たとえ自分の主張が一般的に人の興味をひくものでなくても、人の興味のあることに引き寄せて話しを始めることは出来ます。また、相手が知りたいことは何かを探すコツとしては、常識を覆がえしてみるということです。常識=誰でも知っていること=その人の中にある知識、ですよね。それを覆されるとなったら、特に興味のない常識でもどうやって覆すのか、興味がわきませんか。ぜひ、相手の知りたいこと、興味のあることに焦点をしぼってプレゼンテーションを作ってみてください。

 


その4:「構成」をしよう


これもTEDのプレゼンテーションのほとんどに共通していることですが、構成がしっかりしています。構成とはいわばストーリーの骨組みのようなもの。日本だと起承転結が有名な構成の一つです。英語圏では、a begging(始まり)/a middle(真ん中)/an end(終わり)というのが有名です。プレゼンテーションは主張を伝えるためのものですが、その一つの主張を伝えるためには主張を裏付けるための情報や言葉が必要です。その情報や言葉をいかにストーリーラインに乗せて行くかが、分かりやすく、良いプレゼンテーションを作るためのポイントです。そう、あまりに話しの流れが自然で、まるでお話(ストーリー)を聞いているような感覚になるのが、極上のプレゼンテーションでしょう。極上のプレゼンテーションを作るためには、部分ごとに何がポイントかを細かく考え、それを構成するのが必須になります。ぜひ、プレゼンテーションを作るときに構成をするという作業を加えてみてください。

 


その5:ユーモアのあるプレゼンテーションをしよう


実は、人の話しを聞くときの集中力の持続時間は3分とも言われるほど短いものです。それがつまらない話しだったらもっと短くなっていきます。でもプレゼンテーションが3分で終わることって、ほとんどありませんよね。人の注意をひきつけておくためには、トリックが必要です。英語圏でよく使われる人の注意を引きつける方法として、ジョークを取り入れる、というのがあります。そう、人を少し笑わせるんですね。どんなに面白いものを紹介していても、中だるみは必ずあります。そのポイントで冗談があると、もう一度人の集中力は回復するもの。是非、聞いてもらうためにもユーモアに富んだ一言をプレゼンテーションに加えてみましょう!

 


その6:主張は何度も繰り返そう!


これもとても大事なことの一つです。プレゼンテーションを作っているあなたにとってはその主張は真新しいものではないかもしれませんが、聞き手にとっては始めて聞くものです。そして、プレゼンテーションのなかばで「あれ、何の話しをしてたんだっけ…。」なんて思われてしまったらそのプレゼンテーションをしている意味がなくなってしまいます。プレゼンテーターとしては、大事な主張だけでも覚えて帰ってもらいたいもの。是非、プレゼンテーションの途中で主張は何度も繰り返しましょう!

 


その7:プレゼンテーション「観衆」にするものではなく、聞いてくれている一人一人に伝えるもの!


これは英語圏の方々がとても得意な話し方の一つです。要するにアイコンタクトを取ろう!ということなのですが、実際人前に立って誰かと目をあわせようとしてもタイミングが合わないこともありますよね。アイコンタクトとは目を合わせるのが理想ですが、実際に目が合わなくても聞き手の一人一人に伝えるつもりでプレゼンテーションをするようにすれば自然と出来るものです。あなたの話しを聞いてくれているのは目の前にいる一人一人で、「観衆」ではありません。是非、一人一人に話しかけるようにプレゼンテーションをしてみてください。慣れないのであれば、1列目の右、次は左、次は2列目…なんて、順番を決めておいてもいいかもしれませんね。

 


その8:スライドを効果的に使う


よくあるプレゼンテーションの一つに、スライド=話していること=レジュメというのがあります。それでも良いのですが、聞き手としてはそうなると手元にあるレジュメを読んでしまったり、スライドを読んでしまったりして、肝心の話していることを聞いてもらいにくくなってしまいます。さらに、沢山の文字の書かれたスライドはとても見づらいもの。そう、スライドには全て書かなくても良いのです。英語圏の人々のスライドを見ると、写真やグラフ、文字でさえ、ほとんど一つのインフォメーションしか書かれていません。見やすいし、興味を惹く。そして何より話していることを聞いてもらうことができます。是非、まねしてみてください!

 


その9:自分の主張を裏付ける「事実」を効果的に使おう


自分の主張を説得力を持ったものにするために一番必要なものは、主張を裏付ける「事実」だ、と言っても過言ではありません。もちろんデータやグラフを使わなくてはいけないプレゼンテーションでしたら、積極的に活用しましょう。でも、これも沢山使いすぎないのがコツのようです。分かりやすく、効果的なものに絞って聞き手を説得するのが理想のかたちのようです。また、データやグラフによって裏付けるような主張ではない場合でも、自分の経験も事実ですし、友人の経験も事実です。堅く言うなら「証言」ということになるでしょうか。どんな主張にもそれを裏付ける「事実」があるもの。是非、活用してみてくださいね!

 

いかがでしたでしょうか。
今回紹介した9つの上達法以外にも、TEDのプレゼンテーションから学べることは沢山あります。何でもそうですが、学びたいと思ったらまずは真似をしてみるのが一番の近道です。是非、沢山見て英語プレゼンテーションのマスターになってくださいね!

 

まとめ

英語のプレゼン方法教えます!
TEDに学ぶ9つの上達法

その1:主張はなるべく一つにしぼろう!
その2:自分のアイディアで何が変わるのかを明確に!
その3:相手が知りたいことに焦点をしぼろう!
その4:「構成」をしよう
その5:ユーモアのあるプレゼンテーションをしよう
その6:主張は何度も繰り返そう!
その7:プレゼンテーション「観衆」にするものではなく、聞いてくれている一人一人に伝えるもの!
その8:スライドを効果的に使う
その9:自分の主張を裏付ける「事実」を効果的に使おう

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