英語の前置詞はイメージが肝心!使い方がわかる7つのコツ

英語の前置詞はイメージが肝心! 使い方がわかる7つのコツ
英語の前置詞は決まりがわかりにくいし、数が多くて混乱してしまう……。そんなお悩みには、イメージを使ってザックリ理解してしまうという方法があります。ザックリといっても適当というわけではなく、前置詞の法則をイメージに当てはめる覚え方なのでこの感覚にたくさん例外があって逆に使いにくいということはありません。前置詞をサクッと覚えて英語を得意なことにしてしまいましょう。


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英語の前置詞はイメージが肝心!
使い方がわかる7つのコツ

 


その1:“in”は「中にor帯状の範囲を表す」


“in”はある範囲の中に何かがあるときに使います。“A ball is in the box.”「ボールが箱の中に入っています」というのはわかりやすいですね。
逆に厄介なのは時を表す時。よくある勘違いは範囲が広い順に“in” “on” “at”と覚えることです。間違ってはいないのですが“on the day”「ある日」と“in the morning”「ある朝」では後者の方が時間の範囲は短くなりますが、at ではなく in を使います。なぜなら「朝」という帯状の時間を表しているからです。

 


その2:“on”は「接しているor面の範囲を表す」


“on”は“The paintings on the wall.”「壁にかかっている絵画」のように「上に」というより「接している」ときに使う前置詞と覚えておいた方がよいでしょう。反対に“The moon on the buildings”「ビルの上に浮かぶ月」は間違いです。正しくは“on”の部分を“above”にします。ビルと月は決して接することがないからです。
また“on”は日付を表すときによく使われます。カレンダーのある一日のマスを指さして言っているような感覚です。

 


その3:“at”は「on より小さい一点を表す」


“I arrived at the station.”「私は駅についた」のようにピンポイントで場所を示したり、“I woke up at 6 o’clock.”「私は6時に起きた」など一瞬の時を表したりします。“at”は小さな一点というイメージです。

 


その4:“by”と“until”の使い分け


“I have to finish this report until tomorrow.”「私はこのレポートを明日までに仕上げなければならない」この文章の間違いがわかりますか?
“until”には「あるときまでずっとし続ける」という意があります。これでは「明日までにレポートを終わらせ続ける」という不思議な文ができてしまいます。正しくは“by”を使って「あるときまでに何かをする」というという意味にします。
逆にuntilは“I have to take care of neighbor’s dog until they come back.”「私は隣人が帰ってくるまでずっと、彼らの犬の世話をしなければならない」のような時に使います。つまり、“by”は「あるときまでに何かをする」“until”は「あるときまでずっとし続ける」ということです。

 


その5:“along”は「沿って・合わせて」


“I walk along the river.”「私は川に沿って歩く」や“I get along with my colleagues.”「私は同僚と仲良くやっている」などのように「沿う」「合わせる」のようなニュアンスがあります。似たような前置詞は少ないので容易に覚えられるでしょう。

 


その6:“between”と“among”の使い分け


どちらも日本語では「間に」と訳することができますが、英語では明確に区別します。“between”は「二つのものの間に挟まれているとき」“among”は「複数のものに囲まれているとき」に使います。例えば“The river runs between the two countries.”「その川は二つの国の間を流れる」や“I walked among the crowds”「群衆の中を歩いた」などのように使い分けます。また“among”には「ある仲間(範囲)の中で」という意味も持っており、集団的なイメージが強い語句となります。特に使うことが多い「間に」の日本語訳をするものは同時に誤りやすいものでもあるのでイメージでしっかりと覚えてしまうといいでしょう。

 


その7:“for”と“of”の使い分け


“It is difficult for me to learn English.”「私にとって英語を学ぶことは難しい」と“It was kind of you to help an old woman.”「お婆さんを助けるなんて、あなたは親切ね」という似たような構文がありますが、違いがわかりますか?
“for”の場合は「~にとって」と訳し、形容詞=to以下になりますが、“of”の場合は「性質」を表し、形容詞=of以下(人)になっています。どちらも形容詞の近くにつく場合が多い前置詞ですので、気を付けていないと書き間違えることがよくあります。“for”は「~にとって」“of”は「性質」と覚えましょう。

 

いかがでしたか。英語の前置詞はイメージが肝心! 使い方がわかる7つのコツをご紹介しました。バラバラに覚えているとわかりにくくて複雑な前置詞ですが整理してみると、意外と単純だとおもいませんでしたか? ここであげた前置詞以外もこのような分類を効かせることができます。前置詞で迷ったときは、このコツを参考に一度思いつく用法を全て書き出して自分なりに分類し、その種類ごとにぴったりなイメージを自分でつけるといいですよ。たった数文字の前置詞ですが英語では文章の内容を決める大きな役割を担っています。日本人にとっては面倒なものですが、逆にこれが出来れば大変なアドバンテージになり
ます。ここで紹介したように前置詞はイメージで覚えると簡単なので、しっかりと習得して英語のレベルアップをしてしまいましょう。

 

まとめ

英語の前置詞はイメージが肝心!
使い方がわかる7つのコツ

その1:“in”は「中にor帯状の範囲を表す」
その2:“on”は「接しているor面の範囲を表す」
その2:“on”は「接しているor面の範囲を表す」
その4:“by”は「あるときまでに何かをする」“until”は「あるときまでずっとし続ける」
その5:“along”は「沿って・合わせて」
その6:“between”は「二つのものの間に挟まれているとき」“among”は「複数のものに囲まれているとき」
その7:“for”は「~にとって」“of”は「性質」

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