英語のリスニングや発音を学ぶには常に英語を「聞く」習慣をつけるのが一番。でも、わかっちゃいるけど、通勤の時にリスニング教材を聞いていても眠くなってくるし、わざわざ映画を見る時間もないし…。そんな方におすすめなのが、洋楽を聞くことです!聞いていても退屈しないし、何より良いのが発音と意味をいっぺんに覚えてしまえるところ!覚えてしまえばカラオケで洋楽を歌って格好つけられるっていうおまけもついてきます。笑
おすすめの洋楽リスニング勉強法は、①同じ曲を何度も聞く②歌詞を見ないで聞こえるままに歌ってみる(こうすることによって、日本語になっている単語も英語の発音に矯正することが出来ます)③英語の歌詞を見る④日本語訳を見て意味を確認する⑤歌詞を見てはっきり発音出来るようにする、です。この順番で勉強すると、リスニング能力も発音も身につけることができます。そこで今回はみなさんに発音とリスニングにちょうどいい洋楽曲を紹介します!
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歌詞で英語の勉強♪
発音とリスニングに丁度いい7つの曲
その1:“Top of the World” The Carpenters 難易度:★★☆☆☆
日本でもすごく有名なこの曲。英語の教材なんかにもよく使われていますよね。それには理由があります。まず一つに歌詞が簡単だ、ということ。歌詞に使う単語は一般的に使うものしか入っていません。スラングやちょっと崩した文法、若者言葉もほとんどない。教科書の英語そのままです。二つ目に、早口じゃない、ということ。特にこの曲は、普通の会話よりもずいぶんゆっくりです。そして!一番のポイントは三つ目、英語の発音がとてもきれいだ、ということです。英語の発音がきれいとはどういう意味かと言うと、日本人でも普通に話すのとアナウンサーが話すのでは違いますよね。アナウンサーになるにはそのためのトレーニングがある程です。
カーペンターズの発音は、そのアナウンサー並にきれいな発音だという意味です。この曲と全く同じ発音を出来るようになれば、老若男女、すべての英語圏の人に通じる発音を身につけたことになります。
その2:“Piano Man” Billy Joel 難易度:★★★☆☆
タイトルは知らなくても、どこかで聞いたことがあるはずのこの曲。カーペンターズ同様、平易な英語が使われています。そして曲調も歌もゆっくり。誰でも練習すれば歌えるし、一語一語パーフェクトに聞き取れるようになると思います。一番のイチオシポイントはこの曲には文法上重要な表現が沢山出てくること。例えばif+過去形、there is…、thatの省略、等々。挙げればキリがありませんが、この歌詞を覚えればそういう表現の正しい使い方がしっかり覚えられます。覚えて損なしの一曲です。
その3:“Don’t Stop Believin’” Glee Cast 難易度:★★★☆☆
原曲はJOURNEYという昔のバンドの曲ですが、かの有名なアメリカのミュージカルドラマ、グリーの表題曲の一つでもあります。この曲、もちろん歌詞聞き取りやすいし、単語覚えて損がないものしか出てこないし、カラオケで歌っても盛り上がるし…といいところは山積みなんですが、一番のイチオシポイントは男性、女性、様々な人種の人の発音に慣れることが出来る点です。英語のリスニングを勉強していると、途中から「あ、この人は聞きやすい」とか、逆に「この人の言っていることは全然わからない!」という壁にあたるのですが、その壁を壊すためには沢山の人の英語に触れることが一番の近道です。そういう意味でもこの曲はおすすめ!
グリーでは、「アメリカ人なら誰でも知っている曲」を歌いやすく、聴きやすくアレンジしてドラマに組み込んでいます。そして役者もブロードウェイなどの舞台の出身者も多数。とても聞き取りやすい英語を使っています。さらに、アメリカのポップス界で使われる少し汚いスラング(つまり使う場所を選んじゃう言葉)は、ティーンエイジャーや子どもが見てもOKなように歌詞を差し障りのない言葉に変えてあります。なので、覚えて意味のない単語は出てきません。そして、グリーの曲はノンネイティブが聞き取れなくてはいけないスピードの曲しかありません。なので、この曲以外でも気に入った曲があれば是非覚えてみてください。おすすめです!
その4:The Beatlesの曲全般 難易度:曲によります
言わずと知れた英語学習にぴったりのバンドの一つ。もちろん聞きやすい、難しい単語やスラングが出てこない、スピードも早くないという条件をほぼ全ての曲がクリアしています。私のイチオシポイントは、The Beatlesの曲を使った英語の教材が沢山ある、というところ。教材にピックアップされている曲を丁寧に解説している本も沢山ありますので、合わせて使えば効果はかなりあります!
その5:“Mamma Mia” Abba 難易度:★★★☆☆
これも誰でも聞いたことの曲のはずですね。映画やミュージカル映画にもなっています。ボキャブラリーもほとんどは中学校で覚えるものばかりですし、文法も簡単。曲のスピードですが、少し早いように感じてもまずはこのスピードで一つ一つの単語を聞き取れるようになりましょう。聞き取れるようになったら次は歌ってみてください。練習しているうちにこの程度なら口がまわるようになるはずです!余談ですが、PVがじわじわ系でなかなかおすすめです。
その6:“We Will Rock You” Queen 難易度:★★★★☆
この曲は歌詞がわかりやすいわけでも文法で使えるものが沢山あるわけでもありません。でも、ある程度別の曲を聞いて慣れてきたらこの程度のスピードであれば一語一語聞き取れるようにステップアップしてみましょう。この曲でもネイティブの会話よりはゆっくりです。ちなみにこの曲、外国人とカラオケに行って歌うととても盛り上がります。こっそり練習して、披露するのも楽しいと思います。
その7:“Let it go” Idina Menzel 難易度:★★★★☆
今年大ヒットの映画「アナと雪の女王」の主題歌です。この曲だけでなくディズニーの曲全般に言えることですが、常に英語は聞き取りやすいですし、もちろん子どもが聞いてもOKなように作られているので覚えてはいけない単語は一つもありません。発音もいつも聞き取りやすいので、この曲だけでなくディズニーの曲全部が英語のリスニングにおすすめです。
私のイチオシポイントは、ディズニーの歌詞には形容詞が沢山使われること。英語はとても形容詞の多い言語の一つで、それぞれに違った意味やニュアンスがあります。「素晴らしい」っていう単語だけでもいくつもある。そういう言葉が沢山使われているので意味を一つずつ理解してもとても勉強になると思います。
いかがでしたでしょうか。
普段洋楽を聴く方もそうでない方も、是非英語の曲を勉強に役立ててください。今回ご紹介した曲以外でも、最近のPOPSには平易な英語だったり聞きやすい英語の曲が沢山あります。曲選びの一番のコツは、聞いていて飽きない曲を選ぶ、ということです。何度も聴くってとても重要!みなさんリスニング力UP、かんばってください!
まとめ
歌詞で英語の勉強♪
発音とリスニングに丁度いい7つの曲
その1:“Top of the World” The Carpenters 難易度:★★☆☆☆
その2:“Piano Man” Billy Joel 難易度:★★★☆☆
その3:“Don’t Stop Believin’” Glee Cast 難易度:★★★☆☆
その4:The Beatlesの曲全般 難易度:曲によります
その5:“Mamma Mia” Abba 難易度:★★★☆☆
その6:“We Will Rock You” Queen 難易度:★★★★☆
その7:“Let it go” Idina Menzel 難易度:★★★★☆
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